2010年02月15日
イランの果物のもてなし
イランの果物のもてなし
この国の果物は気候のせいかとてもおいしく、空気が
乾燥してるので果物から水分を補給する為、
毎日の食事より大切なのかしらと思われるほど皆さん果物をよく食べます。
通常、家庭ではリビングのテーブルの上には毎日何種類もの果物が
大きめの皿に盛り付けられ、各自お皿に自分で食べたい果物を取り寄せ、
果物ナイフで切ったり剥いたりして必要に応じて
果物用フォークで数種類の果物を食べることを楽しんでいます。
日本のように皮を剥き一口大に切ってお皿に盛り付けて
お客に差し出すことはしません。
パーティや式典の時、最大にもてなしたい時は
接待者が盛り付けられた果物皿から数種類の果物を
お皿に取り寄せお客様に差し上げ、その上で果物用皿と
ナイフとフォークをお客様に渡します。
初めてイランに行った時、皆さん果物の食べ方があまりにも
プロフェッショナルでお客様と楽しく懇談しながら
各自が果物用ナイフを上手に使っておられ、食べた後各自のお皿の上には
きれいに皮だけがたたむようにして置いてあるのを見て、まるで
外国人が初めてお箸を日本人の前で緊張して使う気持ちがわかるなあと
思いながら、皆さんのまねをして果物を食べたことを思い出します。