ペルシャ料理の文化 リム アマニ Limu Amani

アミーール

2010年02月11日 00:01




リム アマニ (ドライライム) Limu Amani or limu Omani

ペルシャ語ではリムといいますが原産地は灼熱の国オマーンで、レモンよりもっ
と新鮮で酸っぱく ピンポン玉ぐらいのサイズで香りももっとアロマ的です。

初夏になるとリムシラズィ(イランの南西にあるシラーズ特産のリム)が果物屋
の店頭に出始め、最初は濃いグリーンでとても酸っぱくて汁をサラダにかけて食
べたりします。
イランの若い女の子の好物で半分に切って塩を振って食べます。

9月頃には黄色く熟れたリムを絞ってビンに保存し一年中サラダやスープに使い
ます。

乾燥させたリムをペルシャ語では リム アマニ(オマーンのライム)と言いま
す。

ペルシャ湾岸近隣諸国では熟したライムを塩水で煮てから日干しして、中が黒く
なるまで完全に乾燥させるそうです。

太陽の光をたっぷり浴びて乾燥したこのリム オマニをフォークで突き刺し穴を
開けて原型のままイラン肉料理と煮込んだり、種を取り除いてパウダーにし酸味
を利かせた料理に使います。

数ある調味料としてこのリムアマニもイラン料理に欠くことは出来ません。

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